Il mio amico

(G. D’alessio – G. D’alessio)

 

Anna Tatangelo

 

いつも、夜眠れない私の友達。朝になるまで起きているの。疲れた顔に,少しお化粧のこして、枕の中に夢をとじこめて。彼の目には光が溢れてる。いない人を見るために。私に似ようと一所懸命、私のように愛したがってる。でもすぐ自分の殻にとじこもってしまう。私の友達は町を歩き出す。ちょっとした身振り、笑顔であいさつ。彼の思慮深くてちょっと悪っぽい目つき。たくさん言い訳をつくっては人に近寄る。私の友達は苦い思いに包まれている。ほろりとさせられちゃうわ。平穏な朝日が昇っても、夜が恐怖をよびおこすの。…なにがいけないというの、自分と同じ者を愛するからって。愛に性別はないわ。おののきは同じ、いいえ、もっとかもしれない。愛の道のりの中で、胸の中にいつもあの苦しみがおとずれる。あなたを軽蔑のまなざしで見る人がいる。でくの坊みたいな心を持った人だから。そして、あなたはフツウじゃないという。そうじゃないんだから、嘆くことないわ。そのひとはあなただって私たちと同じ神様の子だってわかってないのよ。何がいけないというの、あなたが自分と同じ者を愛するからって。胸のときめきが高まるからって。あなたの中で死んでるものを蘇らせるのよ…!

 

今やサンレモおなじみのアンナ・タタンジェロ。今回は同性愛を扱った作品で注目を集めました。人気シンガーソングライター、ジジ・ダレッシオの作詞作曲です。